早大有原、貫禄の投球で東大ねじ伏せる
「東京六大学野球、早大11-0東大」(3日、神宮)
東大が早大に0‐11で大敗し、リーグワースト記録を更新する71連敗(2分けを挟む)を喫した。従来の記録は、東大が87年秋から90年秋に記録した70連敗だった。早大は今秋ドラフトの目玉・有原航平投手(4年・広陵)が今季3勝目を挙げた。
納得できる内容ではなくとも、キッチリとゼロを並べた。6回3安打無失点、7奪三振で白星を挙げた有原は「味方が点を取ってくれて楽に投げられた」と、打線に感謝した。
「調子がよくなくて高めにいっていた」という状態ながら「東大は振ってくると思っていたので、打たせていこうと思っていた」と冷静に分析。150キロ前後の直球にチェンジアップなどを交えて、点差が開いた三回以降は危なげなかった。
71連敗の東大が最後に勝ったのは早大。川口部長にその事実を告げられて、ハッパをかけられていたという有原は「負けられないという気持ちは強かった」と明かした。貫禄の投球で赤門軍団をねじ伏せ、4季ぶりのV奪回へ弾みをつけた。