京大・田中が連投8回2失点も惜敗
「関西学生野球、同大2‐1京大」(6日、甲子園)
同大が京大との接戦を制し1勝1敗とした。昨春の近大戦以来、1年ぶりに2戦連続先発した京大・田中英祐投手(4年・白陵)は犠飛と暴投による2失点で8回完投。また関関戦は関大・畑瀬聡史投手(4年・関大北陽)が14回を無失点の好投で十五回の勝ち越しを呼び込んだ。
連勝で勝ち点を挙げて、なんとしても5位以上を狙いたい京大は前日128球完封勝利の田中が連日の先発。1点先制した初回には四球から犠飛で追いつかれ、五回には2死二塁から2球連続の暴投で勝ち越しを許した。
前日の疲れについては「体の重さは残ってましたが、投げられないほどではなかった」と田中。2失点は十分な好投だが、「負けてしまったので、自分の投球は何とも思わない」と自らに厳しい評価を下した。
とはいえ、連投でも試合をつくるスタミナを見せられたことはプラス。7月には阪神との練習試合も検討されており、注目は高まるばかりだ。もちろん本人は「(7日の3回戦は)総力戦で何とか勝ちたい」と目の前の一戦に集中するだけだ。