ノリ懲罰2軍 本人はFBでメッセージ
DeNAの中村紀洋内野手(40)が7日、1軍登録を抹消された。中畑清監督(60)は「チーム方針に従わない言動があった。(抹消は)懲罰的な部分がある」と明かした。
中村はSNSサイト・フェイスブックの自身のページでファンにメッセージを発信。「打席に入っているとき、走者を場面によっては動かさず、打撃に集中させてほしいとコーチに相談させてもらいました」と状況を説明。「相談するという行為が『批判』と映ったならば寂しいことですし、どうモチベーションを保つべきか苦悩してます」とつづった。
懲罰理由での2軍降格は2回目だ。12年8月15日の阪神戦で自らの打席の際に二盗した内村に注意。内村にはノーサインでの盗塁が許可されていたため、これが采配批判となり、同18日に登録抹消された過去があった。
中畑監督は試合前に都内で中村と会い、話し合いの場を設けた。約50分かけて、降格理由を説明。中村の考えも聞き入れた。「納得?きょうの段階ではしていないだろう。ちゃんと大人の会話をしたよ」と話した。
今季はブランコの故障で4月18日に1軍昇格。4番に座り13試合10打点を挙げていた。「頑張ってくれていた。能力は十分に分かっている。彼の力を必要としているチーム」と変わらぬ評価を口にした。