野球の五輪復帰へフラッカリ新会長選出
五輪復帰を目指して昨年設立された世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は10日、チュニジアのハマメットで総会を開き、新会長に国際野球連盟会長のリカルド・フラッカリ氏(64)=イタリア=を選んだ。理事には2000年と04年の五輪2大会でソフトボール女子日本代表監督を務めた宇津木妙子氏(61)が入った。
フラッカリ氏は「(20年の)東京五輪で復帰を実現できるよう全力を尽くしたい」と話した。任期は東京五輪まで新体制を維持する目的で、21年までの7年とした。フラッカリ氏とともに共同会長だった国際ソフトボール連盟前会長のドン・ポーター氏は、直前で会長選出馬を辞退した。
副会長にはレイナルド・ゴンサレス氏(キューバ)、メリトン・サンチェス氏(パナマ)の国際オリンピック委員会(IOC)委員2人も含まれた。日本野球機構(NPB)や米大リーグ機構(MLB)のプロ組織が準会員となり、連携を強化することも承認された。