中日・朝倉5年ぶりに8回投げ2勝目
「広島5-9中日」(11日、マツダ)
79球の省エネピッチングだった。中日・先発の朝倉がチームの連敗を止めた。2009年7月22日の広島戦(ナゴヤドーム)以来、約5年ぶりに8回を投げ、6安打5失点。今季2勝目を挙げた。
「七回までは自分の思い通り」という言葉通り、七回までわずか60球で1安打無失点。しかし八回に崩れた。菊池に満塁弾を浴びるなどで一挙5失点。「八回は何が変わったかと言われても、変わっていない。反省するしかない」。8年ぶりの完封どころか完投も逃したが、勝利への流れをつくったのは間違いない。
当初は先発ローテの6番手を争ってきたが、3試合連続の好投。今やチームに欠かすことのできない存在だ。次回は16日からのヤクルト3連戦(ナゴヤドーム)。これが交流戦前最後の登板となる。「次も一人一人を大事にいきたい」。15年目のベテランは次戦へ向け早くも気を引き締めた。