西武・浅村が連発 3度目の連勝導く
「楽天2‐12西武」(18日、盛岡)
右翼から左翼に吹く盛岡の風に白球を乗せ、西武・浅村がチームを今季3度目の連勝に導いた。
同点の二回無死一塁、塩見の真っすぐを捉え、左翼席へ勝ち越しの6号2ラン。三回は今季初の2打席連続弾となる7号ソロだ。「風です、風。風に乗って飛んでくれた」と表情を緩めた。
八回にも左翼線へ適時二塁打を放ち、2試合連続、今季5度目の猛打賞。3安打4打点の活躍を「うまいこと反応できて“無”で打てた」と振り返った。
開幕から4番で孤軍奮闘してきたが、チームは黒星続き。「打たないといけない立場なのに」と、責任感の強さゆえに苦しんできた。14日の全体練習で、伊原監督から「気楽に6番を打ってほしい」と言われ、15日の日本ハム戦で今季初めて4番から外れた。重圧を取り除こうとしてくれた指揮官の気持ちに、バットで応えた。
チームも今季最多17安打。2試合連続の2桁安打と上り調子で交流戦に突入する。伊原監督は「中村、メヒアの後ろに浅村。相手にとって嫌な打線になってきたね」と自信を見せた。