G内海5連敗…9戦勝ちなし遠い1勝
「交流戦、ロッテ7-1巨人」(23日、QVC)
1勝が果てしなく遠かった。巨人・内海が七回途中6安打2失点で降板し、5連敗。自己ワーストを更新する、開幕から9試合に登板して白星なしとなってしまった。原監督は「いいピッチングはしたが、踏ん張りどころで踏ん張ることができなかった」と嘆いた。
立ち上がりは上々で、5回まで無失点。だが最初の落とし穴は1‐0の六回だった。先頭の荻野貴に痛恨のソロを浴び同点に追いつかれた。
1‐1の七回には先頭の江村に四球を出しピンチを広げ、鈴木に甘いボールを打たれた。適時三塁打で勝ち越しを許し降板を告げられた。まずまずの投球ではあったが内海は「最後、ああいうふうになったら一緒」と険しい表情だった。
左腕の持ち味は粘り、要所を締める投球。だがそれができていない上に七回のようなミスが出ては勝てない。川口投手総合コーチは「勝負どころのミスで打たれるケース(がある)。(内海に)追い風が吹かない」と厳しい表情を浮かべた。
中継ぎ陣も失点を重ね、久保が八回に2者連続アーチを浴びる始末だ。指揮官は「今日の3本(の本塁打)は非常に重い3本」と厳しい表情。後味の悪さだけが残る敗戦だった。