森脇采配でオリックスが30勝一番乗り

 「交流戦、オリックス8‐1広島」(24日、ほっと)

 オリックスの快進撃が止まらない。セ・パ首位対決に連勝し、46試合目にして早くも30勝に到達。両リーグを通じての30勝一番乗りは、阪急として最後に優勝した84年以来30年ぶりだ。

 1点を先制した直後の二回、今季初登板初先発の八木が同点打を許し、なおも2死二、三塁のピンチで菊池を迎えた。相手打線は2巡目に入ったばかり。しかし、ここで森脇監督が動いた。

 「きょうの試合においては、1点でも越されることは、負けを意味すると思った」

 21日の2軍戦で2回を投げたとはいえ、スパッと八木を代えた。後を受けたマエストリは菊池を三振に仕留めると、そのまま4回1安打無失点と好投。今季初白星を手にし「早い段階から準備していた。アウトを取ることだけに集中した」と笑顔を見せた。

 先制点を挙げた初回、一挙5点を追加した四回は、いずれも失策につけ込んだ。相手が隙を見せると逃さない。一方で、好投を続けていたマエストリが六回に初安打を喫するとすぐに交代。戦況を的確に見極め、隙を見せなかった。

 「30勝がゴールではないよ」。指揮官は、さらりと言ってのけた。その目に映っているのは「優勝」の2文字だろう。

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