救世主・小山でG連敗止めた!
「交流戦、巨人2-0日本ハム」(25日、東京ド)
4年目右腕が投手陣の救世主となった。今季初マウンドの巨人・小山が7回1/3を2安打7奪三振無失点の満点投球。2012年9月以来の勝利投手となり、お立ち台で「去年、勝ててなかったので、勝てて良かったです」と頬を緩めた。
圧巻は七回だ。3番・大谷からのクリーンアップを「ボールになってもいい」と腕を振り、フォークで3者連続三振に仕留めた。降板する際、「続けることが大事」と声をかけた阿部も「完璧でした」と成長をたたえた。
生き残る術を模索し、今季からシュートの習得に励み、春季キャンプでは大竹らからアドバイスも受けた。だが、キャンプ中の実戦で炎上を繰り返し2軍落ち。開幕から約2カ月後に巡ってきたチャンスをモノにした。
内海、菅野で連敗した嫌な流れを晴らす快投。だが、原監督は「まだまだ1回。手放しで喜べるところにはない」と引き締めた。厳しい言葉は期待の裏返し。ローテ定着へ、次こそが大事な登板となる。