虎キラー藤岡の奮闘でロッテ6連勝

 「交流戦、阪神2-5ロッテ」(25日、甲子園)

 期待どおり猛虎を苦しめた。ロッテ・藤岡が八回途中を2失点。チームに11年5月26日以来3年ぶりの阪神戦勝利をもたらし、今季2度目の6連勝、交流戦負けなしの5連勝へ導いた。

 「満塁とか一、二塁とかピンチはつくりましたけど、粘れたのが良かったかな」。直球主体の攻めの投球。得点圏に再三、走者を進めながらも自らを信じた。伊東監督の完封指令には応えられなかったが、切れ目ない猛虎打線を蹴散らした。

 相性を考え、中7日で藤岡を起用した首脳陣の英断が奏功した。一昨年の5月31日は7回1失点。昨季も6月9日に救援登板し、2回1安打無失点と好投した。藤岡自身も「阪神戦は抑えています」とアピール。アウェー感が半端でない聖地の大応援だが「襲いかかってくるようでしたけど、自分への応援だと思って乗り越えました」と“最大の敵”にものまれなかった。

 新虎キラーの奮闘に、伊東監督も「明日のデイリーには『しっぽ』が出ないね」とうれしそうに?会見を締めくくった。

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