オリ驚異の粘りも守護神・平野佳力尽く
「交流戦、DeNA5-4オリックス」(26日、横浜)
今季4度目の延長戦の末、オリックスが力尽きた。延長十回、平野佳がDeNA・金城にサヨナラ打を浴びた。「フルカウントにしたのがよくなかった」と振り返る痛恨の1球。日本ハムとの開幕戦(3月28日)以来のサヨナラ負けだった。
逆転勝ちをにらんだ続投だった。4‐4の九回からマウンドへ。2イニング目の十回は、試合中盤からの雨がさらに強まっていた。「雨は関係ない。でも足元がぬかるみ、スパイクの歯がかからなかった」とコンディションは最悪だった。
それでも土壇場の九回に同点に追いつくなど、粘り強さは健在。森脇監督は、「ここまで粘れたのは、チームが前に進んでいるということ。次に向け、発奮するのに十分な試合」とねぎらった。