ロッテ交流戦初黒星…藤浪の前に沈黙
「交流戦、阪神2-0ロッテ」(27日、甲子園)
ロッテは藤浪に勢いを断たれた。完封負けで交流戦初黒星。同開幕から続いた連勝は5で止まり、18日の日本ハム戦から続いていたチームの連勝も、6でストップした。
手元で微妙に動く、150キロ超の剛速球が厄介だった。「スピードはそんなに感じなかった。ただ適度に荒れているから、的を絞りづらかった」とサブロー。伊東監督も「今日は完敗」と認めるしかなかった。
不安材料も1つ増えた。助っ人クルーズが、七回の打席で藤浪に左手首に死球を受け、西宮市内の病院へ直行。検査の結果、骨折の疑いがあり、緊急帰京し都内の病院で精密検査を受けることが決まった。攻守の要の離脱の可能性が高まり、指揮官の顔も曇った。