立命大、激戦V 高島決めた3点三塁打

 「関西学生野球・春季リーグ優勝決定戦、立命大8‐5関学大」(27日、皇子山)

 9勝4敗、勝ち点4で並んだ立命大と関学大による優勝決定戦は、延長十四回、立命大の4番・高島勇弥内野手(2年・神港学園)が2死満塁から決勝の3点三塁打。これを八回途中から登板の松田侑樹投手(4年・県岐阜商)が守り抜いて、4季ぶり、34度目(旧リーグを含む)の優勝を手にし、全日本選手権へ2年ぶり15回目の出場を決めた。関学大は、初の連覇を逃した。

 新リーグが始まって初のタイブレーク(優勝決定戦に限り延長は十五回まで。以後タイブレーク)も見え始めた延長十四回、立命大の4番が決着をつけた。

 八回無死満塁から6番手でマウンドに上がった松田が踏ん張り、十四回は「実は好き」というバットで、三遊間へ敵失を誘う一打。その後2死満塁となり、打席には高島。

 この春、リーグ戦初出場から4番を任された2年生。相手の研究もあって不調も経験しながら、この日は初回、八回に適時打。そしてこの打席では「外の変化球を振らされることが多かった」というデータを逆手にとって、スライダーを右翼右へ運ぶ殊勲の3点三塁打。

 3つの引き分けを含む、17試合という異例の長丁場の末、手にした優勝に松岡憲次監督(57)は「(不調時に4番を)代えようかという話もあったが、よく打ちました。立派」と褒め上げ「疲れました~」と言いながらも、ナインからの胴上げに満面の笑みを浮かべていた。

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