西武執念逆転星!金子侑の足攻効いた
「交流戦、阪神5-7西武」(28日、甲子園)
西武が執念の逆転勝ちだ。1点を追う九回、21試合救援失敗なしの虎の守護神・呉昇桓を攻略して一挙3得点。伊原監督は「強かったね。本来こうでないと」とうなずいた。
先頭の金子侑が左前打で出塁すると、続く秋山の初球に二盗。「けん制は速いけど、クイックは甘いと聞いていたので、いけると思った」と胸を張った。
秋山四球で無死一、二塁とし、脇谷の送りバントが呉昇桓の悪送球を呼んで同点。続く栗山は空振り三振だったが、これが呉昇桓の暴投となって勝ち越し。メヒアの適時二塁打でとどめを刺した。
伊原監督は「金子(侑)の足に尽きる」とたたえた。厳しい試合を制し「風向きが変わってきた」と、チームの復調に手応えをつかんでいた。