原監督、不振の長野復活へ熱血個別指導
巨人・原辰徳監督(55)が30日、甲子園室内練習場で長野を熱血指導した。約1時間にわたりアドバイスを送り、「早めにコンディションを上げないと。できない選手じゃないからね」と早期復調を期待した。
室内練習場に足を踏み入れた指揮官は、最近5試合で15打数1安打と不振を極める長野のもとへ歩み寄った。
「やるか?」
「お願いします」
ノックバットでコースを示し、スイング軌道をチェック。自らトスを上げ、身ぶり手ぶりで手本も示した。
練習終了後、長野はダッシュでバスに駆け込んだが、指揮官は指導の目的を「自分のスイングができるようにするため」と説明。「練習のスイングが、なかなかゲームでできていないわけだから」と続けた。
25日からの3試合では4年ぶりに9番に降格する荒療治を施されたが、なかなか状態が上がってこない長野。指揮官の個別指導を、復活のきっかけにしたい。