ＤｅＮＡと契約したグリエルは２９日、キューバから日本に向け出発する前にハバナ市内で地元メディアの取材に対し「間違いなく大きな挑戦。こんなにレベルの高いリーグでの経験はないので、最初はさまざまな環境の違いに直面するだろう」と心境を語った。

　アテネ五輪で金、北京五輪では銀メダルを獲得し、ＷＢＣにも３度出場したキューバ代表の主力だ。ポジションは遊撃手や二塁手、三塁手の可能性があるがはっきりとは決まっていないという。

　一番の課題は投手への対応だとし、適応に時間がかかるだろうと指摘。慣れない食べ物や言葉にも懸念を示した。特に日本の食べ物はあまり口に合わないとし、昨春のＷＢＣで来日した際は約２週間で５キロも体重が落ちたと明らかにした。

　キューバ政府が１月に選手の海外移籍を解禁したことで今回の日本球界入りが実現した。グリエルは巨人に加入したセペダとともに「先駆者になれたことに満足しており、ありがたく思っている」と話した。