原監督、降板大竹にカツ「あの程度で」
「交流戦、ソフトバンク8-3巨人」(3日、ヤフオク)
敗戦直後のミラールーム。巨人・原監督は珍しく語気を強めた。「あの程度で足をつってもらったら困りますね」。矛先は六回の攻撃で、一塁への走塁中に右大腿(だいたい)部がつり、5回2失点で降板した先発大竹だった。
打線に初回2点の援護を受けたが、二回に同点に追い付かれた。しかし、「三回からは久しぶりに自分の投球ができた」と立ち直っただけに、首脳陣にも誤算の降板。大竹の後を継いだ救援陣が六回に炎上し、この回だけで6失点。試合が決まってしまった。
降板後、アイシング治療を施した大竹は「中継ぎの人に申し訳ない」と肩を落とした。「四回あたりからつり気味になっていた。汗っかきなので、よくつるんですよ」と説明。次回登板については「問題ないです」と軽症を強調した。
緊急降板から流れが相手に傾き、8失点の大敗で交流戦首位から陥落。指揮官は「今後、2度とこういうことのないようにしないといけませんね」と苦い表情だった。