「交流戦、オリックス１‐２ヤクルト」（４日、京セラ）

　またしても援護に恵まれなかった。オリックス・西は８回４安打２失点と勝利に値する投球。それでも、８回１失点で今季初黒星を喫した５月２８日の中日戦（ナゴヤドーム）に続き、自身８連勝のあと２連敗となった。「野手のみなさんのリズムが悪くなってしまい、申し訳ない」と、自らを責めた。

　完全に崩されたわけではない。二回は、平野恵の失策が契機になって犠飛で先制点を献上。１‐１の五回には、１死三塁から投手・石川に初球、スクイズを決められた。打線は五回無死一、二塁で無得点に終わり、西を助けられなかった。

　今季１０試合で全て６回以上投げ２失点以下と抜群の内容。森脇監督は「計算通り、しっかり投球してくれる投手になった」とねぎらった。この投球を続けていれば、いつか風向きも変わる。