“田辺レオ”投打がかみ合い初勝利

 「交流戦、巨人1‐3西武」(7日、東京ド)

 ウイニングボールを手にした西武・田辺監督代行が、2戦目での初勝利の味をかみしめた。「厳しい試合だった。コーチ時代にはない厳しさがあった」。過去14勝23敗と苦手にしている杉内を、自らが2軍で手塩にかけて育てた“田辺チルドレン”が攻略した。

 初回に中村の左翼線二塁打で先制。三回には栗山が今季1号ソロを右翼席に運んだ。1点差に迫られた六回、中村が左翼席へ9号ソロ。「打つべき人が打ってくれた」。指揮官は目を細めた。

 田辺監督代行は2000年に現役引退し、02年に2軍打撃コーチとなった。同年、高卒で入団したのが中村と栗山。毎日、西武第二球場に早出をして、ともに汗を流した。「左(打者)と右だから同時に(ティー打撃の)球を上げたりしたよ。当時を思い出した」と感慨をにじませた。

 「ホッとはできない。まだまだ試合はある」。田辺監督代行は表情を崩さない。岸が右肩の違和感を訴えて降板するなど不安もある。いまだ最下位の借金13。まずは勝率5割を目指し、田辺レオは前進する。

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