ソフト猛爆10年ぶり3戦連続2ケタ得点
「交流戦、広島5‐16ソフトバンク」(7日、マツダ)
前日に奏でた快音は一夜明けても止まらなかった。ソフトバンクの強力打線がまたも爆発した。21安打、16得点とも今季チーム最多。チーム10年ぶりの3試合連続の2桁得点で4連勝を飾り、貯金も今季最多の「13」となった。
「良かったじゃない。いい流れだ」。秋山監督がたたえた攻撃陣を先導したのは、自身初の5安打で3打点の1番・中村だ。
打者11人の猛攻で7得点を奪った初回。1死一、三塁から李大浩の左前打で先制し、その後も松田、本多が連続適時打。そして中村が2死満塁から直球を捉えて左越えの走者一掃二塁打。新人の大瀬良を打ち砕いた。
打率を3割台に戻したリードオフマンは「集中していた結果。調子が上がってきている」とうなずいた。
先発全員安打のおまけ付き。2安打の本多が「1点でも多く取りたい気持ちがあった」と振り返るように、序盤で大勢が決まっても手を緩めなかった。
広島との今季交流戦は4戦全勝で終了。8日からは阪神との2連戦。敵地甲子園でも打線が猛威をふるう。