谷繁竜5割復帰!ジワリ3位虎に1差
「交流戦、中日6‐3楽天」(7日、ナゴド)
8安打を浴びながらも、中日・山井は要所を締めた。7回1失点の好投。開幕から5連勝で、チームを4月25日以来の勝率5割復帰に導いた。谷繁監督は「粘り強く投げてくれた」とたたえた。
一回、警戒していた先頭の岡島に左前打を許したが、森野の好守で併殺に。「気を引き締め直してくれた」と、その後は危なげなく抑え、打線にリズムを与えた。
五回に迎えた1死二、三塁のピンチでは、西田を右邪飛に打ち取り、聖沢は140キロ台の直球で追い込んでから変化球で三振。「意味のある配球で投げられた」と話した。
先発ローテを守り続ける36歳はそれでも気を緩めることはない。「(登板までの)1週間を大事に使っている。10勝はしないといけないから」と厳しい表情だ。
ただ、確実にチーム状態は上がっている。交流戦首位を快走。リーグでは3位の阪神に1差。首位の広島とも3差と完全に射程圏に捉えた。まさに昇竜の勢い。ドラが来た。