首位オリ貯金15!ペーニャも激走
「交流戦、広島1‐8オリックス」(8日、マツダ)
オリックスは6月初の2桁安打で8点を奪った。先制ソロを含む4安打のヘルマンや、三回に8号2ランを放った糸井ら主軸が活躍。先発・ディクソンも8回1失点と好投した。だが、森脇監督が一番の勝因に挙げたのは、別の場面だった。
「二回の攻撃は触れておかないといけない。7、8、9番が非常に機能してくれた。基本を忘れずにしっかりやってくれた」
1‐0の二回1死から7番に下がったペーニャが29打席ぶりの安打で出塁すると、安達の右前打で激走。巨体を揺らして三塁を陥れた。続く山崎勝の打席では、2ストライクという難しい状況で安達が二盗に成功し、山崎勝の二塁打で二者生還。佐竹外野守備・走塁コーチも「きょうはペーニャの走塁が一番大きい」と監督に同調した。
5月25日以来となる今季最多タイの貯金15。それでも、指揮官は「減らなかったらいいけど。金利もつかない」と目先の数字には興味なし。こつこつと白星を積み重ねるだけだ。