巨人・小山 プロ初完投2勝目
「交流戦、巨人8‐1ロッテ」(8日、東京ド)
若武者が輝きを放った。4年目の巨人・小山が、プロ初完投勝利で、今季2勝目をマークした。
若さを前面に押し出した。「欲張らず、長いイニングを考えず、飛ばしていった」。力強い直球でグイグイと攻めた。10安打を浴びたが、粘った。九回に1点を失いプロ初完封勝利は逃したが、大きな仕事をやってのけた。「完封が一番いいですけど、そう甘くない。また次、頑張りたい」と謙虚だった。
期待されながらも伸び悩んできた。「(今年の)春は全く成長してなかった」と苦笑いした原監督も、「若い力はジャイアンツにとって宝」と言うほど、期待は大きくなった。
内海が左肩の違和感で離脱中という苦しいチーム状況で、右腕がチームを救った。