G村田“オレが4番打”先制含む2打点
「交流戦、巨人5‐3ロッテ」(9日、東京ド)
これぞ4番の仕事だ。巨人・村田が先制打を含む2打点の活躍で、ロッテに敵地連敗の仕返しを果たした。前日8日は成瀬、この日は石川と前回封じられた相手を打ち込み、「前もやられていたので、勝ちたい思いが強かったです」と、連日のお立ち台で声を弾ませた。
まずは三回、片岡とアンダーソンの連打で築いた1死一、二塁のチャンスで左前に先制打。六回は1死三塁でコンパクトに右前に弾き返した。前日5打点の勢いを持続させ、「これを続けていければいいと思う」と汗をぬぐった。
急きょ巡ってきた5月14日以来の4番だった。当初の予定では4番はアンダーソンで、村田は5番。だが3番の予定だった坂本の右足首の状態がよくなかったため、全体ミーティングの直前に“繰り上がり”での4番を言い渡された。
連日の早出効果もあり、最近5試合の打率は・500に達した。原監督は「これぞ枢軸。らしさが出た」と短い言葉で称賛。貧打にあえいだ打線も2戦連続2桁安打で、リーグ首位の座もがっちりとキープ。「みんな努力している。まだまだこれからだと思う」と村田。打線の上昇とともに巨人がさらに勢いに乗りそうな気配だ。