おかわり特大11号!3戦連発で量産態勢
「交流戦、ヤクルト2‐5西武」(9日、神宮)
西武の主砲・中村が調子を上げてきた。1点リードの五回だ。ナーブソンの真ん中高めの真っすぐを、レオ党が陣取る左翼席中段まで運んだ。特大の11号ソロで、先発の十亀を援護した。
「打てて良かったです」といつもの素っ気ない反応だが、これで2年ぶり11度目の3試合連続弾。得意の交流戦で量産態勢に入ったおかわり君の一撃で、相手を突き放した。
一回は1番から3連打で1点を先制して迎えた打席で、併殺打に倒れて4番の仕事ができなかった。三回は見逃し三振。悔しい結果が続いて迎えた第3打席だった。3ボールからの4球目を積極的に振り、価値ある一発をたたきこんだ。
降りしきる雨で八回表無死から30分間の中断を挟んだ試合で、中盤での主砲の本塁打が勝利を引き寄せた。交流戦通算最多を誇る本塁打数はこれで58本となった。今季の7本もトップの数字で、通算250本塁打に、あと1と迫った。