１０日に開幕する第６３回全日本大学野球選手権（神宮、東京ドーム）に、広島県から福山大（中国六大学）と広経大（広島六大学）が出場する。初日の１回戦で広経大は、東京ドームで九産大（福岡六大学）と対戦する。

　広経大は２年ぶりの出場となるが、山本翔監督（３０）にとって、同じカープＯＢで前監督の龍憲一氏（７７）からバトンを受けて２年目で初の全国大会出場となる。「全国の雰囲気を知らない怖いもの知らずというのもある。大暴れしたい」と意気込みを語った。

　機動力を生かした攻撃に、リーグ戦の最優秀選手賞を獲得したエース・宇野遼太投手（４年・広島商）と抑えの尾仲祐哉投手（２年・高稜）が相手打線を封じる。

　チームをまとめる斎藤祐主将（４年・崇徳）は「単純に思い切りやって、しっかり暴れたいと思う」と全国大会への思いを語った。１００人を超える部員の中から選ばれたナインは、東京ドームで大暴れする。