ロッテ打線、藤浪攻略へ左打者並べる!
ロッテ・伊東勤監督(51)は10日、藤浪対策として11日の阪神戦で、左打者をズラリと並べる構想を打ち出した。前回5月27日の対戦で8回無失点と完璧に抑えられた右腕に対し、徹底した左起用で攻略の糸口をつかむ。
伊東監督は「今回もなかなか打ち崩すのは難しいとは思うが、左(打者)を並べて、少しでも攻略につなげたい」と話した。藤浪の今季対左打者の被打率は・280。対右打者は・169で、その違いは顕著だ。
今回はデータに基づき打線を思い切って組み替え、不動の「3番・一塁」井口をベンチスタートさせ、ブラゼルを「4番・一塁」で起用する。岡田、鈴木、角中、ブラ砲とオール左でつなぎ、下位へは根元、両打ちの加藤を据える左をちりばめた打順が予想される。
ブラゼルはこの日、QVCマリンで懸命に一塁守備を練習。前回、藤浪に3球三振を喫したが「チームのために全力を尽くす。何とか勝利に導きたいね」と古巣への“恩返し”を誓った。