“虎キラー”ロッテ藤岡、自己最多11K
「交流戦、ロッテ8‐3阪神」(11日、QVC)
大粒の雨に打たれながら、ロッテ・藤岡は並み居る猛虎を退けた。臆せず内角をえぐり、自己最多の11奪三振。今季の阪神戦は2戦2勝と虎キラーぶりを遺憾なく発揮した。
土砂降りでマウンドが崩れる悪条件の中でも、“水もしたたるイイ男”は平然と腕を振り続けた。「怖がらずにインコースを攻めました」。10個目の三振は、最も警戒していたゴメスから奪った。伊東監督も「外国人に対して、まともなスイングをさせなかった。スピードガン以上の威力があったと思う」と、うなずいた。
成瀬、唐川を不振で欠き、現在、先発陣は4人。そんな苦しい台所事情を救う背番号18の快投に、指揮官は「今は柱と言ってもいいね」と全幅の信頼を寄せた。