大体大“関西対決”制す!酒居復肩完投
「全日本大学野球選手権・2回戦、大体大4‐1立命大」(12日、東京ド)
2回戦4試合が行われ、ベスト8が出そろった。大体大は初回の2本塁打と、酒居知史投手(4年・龍谷大平安)の粘り強い投球で、立命大との関西対決を制した。九産大、東海大、愛知学院大はいずれも完封勝利。
昨秋、右肩を痛めたエース・酒居。5月から投球を再開し、今シーズン3試合目で1失点完投勝利だ。その1点も、今季から一、三塁で三塁への擬投は禁止されたことを、リハビリ中ということもあって知らずに犯したボークによるもの。
初回には2本塁打での援護。リーグ戦でも自らが投げられない間に勝利を重ねてくれた味方に「感謝です」と笑顔を見せた。
この日は中野監督の高校時代からの盟友で、同大2代前の監督も務めた金藤晃裕氏の葬儀でもあり、中野監督も一瞬、言葉を詰まらせながら、就任時に「選手を枠にはめるな」とアドバイスされたエピソードなどを披露。親友への思いも胸に次戦「隙あらば」と東海大に挑んでいく。