楽天打線爆発!星野監督に届け一丸星
「交流戦、楽天8‐2ヤクルト」(13日、コボスタ)
監督に届け。楽天打線が12安打8得点と目を覚まし、快勝。星野仙一デーとして開催された一戦で、ナインが集中力を発揮した。
接戦だった中盤から、一気に爆発した。七回2死一塁から小斉が左翼へ本塁打を放つと、八回にダメ押しの3得点。佐藤監督代行は「3本本塁打も出て、1カ月分出たのかな」と笑い飛ばしつつ「去年の後半はこんな感じだったのかなあと思って見ていた」と、日本一になった昨年の快進撃を重ね合わせた。
都内の病院で療養中の星野監督は、休養する直前「オレの体より、今のチームが心配だ」と言い残した。その通り、休養後もチームは波に乗れずに現在に至る。お立ち台に立ったボウカーが「みんなの気持ちがひとつになった」と語ったように、それぞれの働きが勝利をたぐり寄せた。
入場者に配った折り紙は、試合終了時に1万5千羽を超える折り鶴に変わった。雨天中止となった12日の予備日だったこの日、平日のナイターにもかかわらず、2万2641人が集まった。「誰かの為に」Tシャツで染まった試合で、ナインが見せた意地。「良かった。色んな面で良かったね」と佐藤監督代行。今度こそ、今度こそ勢いを生み出したい。