ロッテ益田被弾…伊東監督「痛い」
「交流戦、ロッテ5-8広島」(15日、QVC)
打球の行方を、ぼう然と見つめるしかなかった。3点リードの七回1死満塁。必勝態勢に入った伊東ロッテだったが、七回から投入した益田が、エルドレッドに痛恨のグランドスラムを食らった。
甘く入ったスライダーを、軽々と運ばれた。頼みのセットアッパーの背信投球に「今日の負けは痛い。あそこ(七回)は代わりと言ってもいないし…」と伊東監督。益田は「すみません」と言葉少なにうつむいた。
自慢の救援陣にほころびが見え始めた。12日の阪神戦でも、「八回の男」ロサ、そして松永がつかまり逆転負け。それだけに「後ろ(救援陣)が疲れてきている。ずっとこんな展開ばかり」と指揮官。とはいえ「代わりと言ってもね…。ちょっと厳しい」と、現状では簡単に代役もおらず、苦悩を募らせた。