中日・和田V弾 41歳パパ連敗止めた!

 「交流戦、オリックス4-6中日」(15日、京セラ)

 41歳の中日・和田が、衰え知らずのパワーを見せつけ、チームの連敗を止める一撃を放った。

 同点で迎えた八回だった。無死一塁で佐藤達の2ボールからの3球目、外角高めの146キロを捉えた。「ずっと真っすぐで抑えてきた投手。それを狙わない手はない」。パのホールド部門1位の自慢の速球を「1、2、3の動きでいきました」とドンピシャで仕留めた。この決勝弾で、今季の本塁打はルナに並ぶチームトップの9本となった。

 予感はあった。六回2死一、三塁からディクソンの外角低めの144キロ直球を振り抜き、フェンス直撃の適時二塁打。「久々の感触だった」。ここのところ、タイミングの取り方がしっくりこず、グリップを下げるなどフォームの微調整を続けてきた。「最近、チームに貢献できていなかった。やっとという感じ」。手応えを感じた次の打席での一発となった。

 この日は父の日。左腕には青いリストバンドを着けて試合に臨んだ。「子どもからはまだ何も。名古屋に帰ってからのお楽しみです」と汗をぬぐった。4人の子を持つ和田。家族の力が原動力だ。

 2000安打まであと49本、ベテランが大記録へのカウントダウンとともに、チームの勢いをさらに加速させる。

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