「交流戦、ＤｅＮＡ１１-６ロッテ」（１８日、横浜）

　重苦しいムードを吹き飛ばした。１６安打１１得点とＤｅＮＡの猛打が爆発。ブランコや筒香らけが人が続出するなか、一丸で白星をつかんだ。中畑監督は「ロースコアの試合を予想していたが、逆の展開になった。感謝、感激！大満足！」と高笑いした。

　選手起用がズバリとはまった。この日、出場選手登録して即４番の先発後藤が、先制の２号２ランを含めて４安打４打点。指揮官は「こんなに活躍するなら、とっとと上がって来いよな」と、冗談を交えながらヒーローをたたえた。

　期待のグリエルも３安打を放ち、来日２度目の猛打賞をマークした。前夜は九回に痛恨の適時失策を犯し、決勝点を献上。報道陣に無言を貫いて帰宅したが、一夜でショックを振り払った。

　これで、交流戦は１０勝１０敗。残り４試合での勝率５割、勝ち越しの可能性も出てきた。後藤は「けが人の穴を埋めていくことがチーム（ワーク）なので」ときっぱり。全員野球で勝利を目指す。