オリ4年ぶり交流戦Vへ残った
「巨人5‐6オリックス」(18日、東京ド)
オリックスは4年ぶり交流戦優勝へ勝つしかない状況で、交流戦九回最長となる4時間48分の死闘をものにした。森脇監督は「今年のチームはこういう試合で勝つことが問われる。大きな1勝」とかみしめた。
3度のリードを追いつかれたが、最後は傷だらけで決勝点をもぎ取った。1点リードの三回は坂本のソロで同点。四回にぺーニャの17号ソロでリードを奪うも、五回に再び追いつかれた。六回も相手の守備のミスから3点を奪ったが、その裏に比嘉がセペダに3ランを浴びた。
そして七回。2死一、二塁から坂口が右太ももに死球を受け満塁。続くぺーニャも左手に死球を受け、押し出しで決勝点を奪った。
体をかがめて痛がったぺーニャだが、試合後はスーパーマンのマークが入った青いTシャツ姿で「大丈夫。オレはスーパーマンだから」と意気揚々と引き揚げた。17号ソロを含む3打点。「常に負けないつもりでやっている。どんな状況でも点を取れることは大事」と、なりふり構わぬ姿勢でけん引した。
引き分けを挟み7連敗中だった巨人戦で価値ある勝利。踏みとどまった交流戦優勝戦線にも、森脇監督は表情を緩めない。「交流戦優勝は優先順位の1番目には来ません」。何より、この大一番を制した手応えを強調した。