原G交流戦V最短21日へ“持ち越し”
「巨人5‐6オリックス」(18日、東京ド)
執念は実らなかった。巨人は勝てば最短で19日に交流戦優勝が決まるという一戦だったが、敗れた。連勝も7でストップ。だが原監督は「最後まで集中力を切らさずに戦ったと思います」とナインをねぎらった。
打倒金子に挑んだ。5月31日に9回無安打に抑え込まれた相手。雪辱を果たしたかった。0‐1の三回には坂本が直球を捉え、左中間に4号ソロ。これが昨季から15イニングぶりに奪った金子からの得点だった。
三回はさらに1死二、三塁と攻め立てたが阿部、アンダーソンが連続三振に倒れ、絶好のチャンスを逃した。「あの辺で、いっておけば(流れが)変わるんだろうけどね」と嘆いた。六回途中3失点で降板した金子から9安打を放ったが、とどめは刺せなかった。
打線が3度追いついたものの、執念で白星をつかむこともできなかった。最短の交流戦Vは21日。「まだ時間あるから」とした指揮官だが、設定した目標はきっちり達成するつもりだ。