２１日のソフトバンク戦（東京ドーム）の先発が予定される巨人・菅野智之投手（２４）が１９日、交流戦優勝を決める快投を誓った。

　同日の試合に勝てば、無条件で２年ぶりの交流戦Ｖが決まる。「チャンスがあるのでしっかり決めたいと思います」と力を込めた。

　優勝が決まる一戦での先発。「幸せか？」と問われ「はい」ときっぱり。それでも「特別な意識を持つことなく、自分の役割を果たしたい」と平常心での投球に専念する。ソフトバンクには相性がいい。昨季の交流戦では１失点完投、今年のオープン戦は６回１失点。それでも「足の速い選手も、長打のある選手もたくさんいるのでイヤですよね。内川さんがいないのが唯一の救い」と警戒を怠らない。

　この日は川崎市のジャイアンツ球場で調整。川口投手総合コーチは「彼はウチのエースだから」と全幅の信頼を寄せる。すでに８勝を挙げ、防御率は１２球団１位の１・５９を誇る右腕が、今季最初の栄冠をたぐり寄せる。