原巨人Vお預け…非情采配も実らず
「交流戦、巨人1-3ソフトバンク」(21日、東京ド)
“明確な目的”の達成は、お預けとなった。巨人は勝てば2年ぶり2度目の交流戦優勝だったが敗れ、交流戦首位の座からも陥落した。
打てる手は打った。1‐3の九回無死二塁。4番の村田に代打・高橋由を送った。衝撃の非情采配。「あそこは由伸(高橋由)の方が分があると判断した」と原監督。だが指揮官の思いは実らず、高橋由は空振り三振に倒れ、絶好のチャンスで得点できなかった。
伏線はあった。0‐2の四回無死一、二塁で村田が帆足に対して遊ゴロ併殺に倒れた。打線も3併殺などで7回1得点と左腕を攻略できず「大事なところでダブルプレー。遮断しましたね」と苦言。帆足との対戦で3打数1安打の村田は「(帆足に対して)感じは良かったんですけど」と厳しい表情だった。
「きょうが重要な位置付けの中で戦った。あしたを迎えられる。どこかに喜びを感じて戦っていきたい」と原監督。22日のソフトバンクとの直接対決で勝てば交流戦逆転V。気持ちを切り替えて再び大一番に挑む。