キヨシ感激!7年ぶり交流戦勝ち越し

 「交流戦、DeNA2‐1日本ハム」(26日、横浜)

 日本生命セ・パ交流戦は26日、DeNA‐日本ハムで全日程が終了した。ことしが10年目だった交流戦は巨人が2年ぶり2度目の優勝を果たし、通算成績ではパ・リーグが5年連続で勝ち越した。27日からセ、パ各リーグ同士による対戦が再開する。

 声が弾んだ。DeNAの中畑監督は「公式戦に、いい形でつなげていきたい。きょうの投手陣を見ると、まだまだいけるかなという感じ。おめでとうございます!」と自ら祝福した。交流戦13勝11敗。最終戦で7年ぶりの勝ち越しを決めた。

 僅差の試合を勝ちきった。1‐1の三回、4番・後藤が右前に勝ち越し打。少ない好機をものにすると、投手陣がこの1点を守り抜いた。先発の久保が7回1失点の好投。八回からは大原、三上が完全救援。「勝ちパターンができあがったことが、勝ち越せた要因」と手応えを口にした。

 久保は「一発で流れが変わる球場。そういう雰囲気だった」といい、低めを意識した投球を見せた。自身の交流戦通算20勝目にも「個人のことはどうでもいいです。ちょっとずつ重ねた(チームの)借金。ちょっとずつ返せれば」と言う。

 ただ、中畑監督は浮かれてばかりはいなかった。「まだミスが多い」と指摘。この日もけん制悪送球と失策でピンチを招いた。あえて気を引き締めた。

 交流戦で得た手応えと課題を胸に、リーグ戦再開に臨む。「明日からのカープとの3連戦が大事。マエケンと戦って、本来の姿を見せつけたい」。絶対的エースを打って、借金返済ロードのスタートを切る。

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