オリ首位ガッチリ!T岡田が会心の2発
「ロッテ0‐6オリックス」(27日、QVC)
リーグ戦再開を待ち焦がれていたように、オリックス・T‐岡田のバットが火を噴いた。「今日の試合はすごく大事。金子さんも投げていたし。いいリズムで打撃に入れた」と、会心の2発でエースを援護した。
1点リードの二回、バックスクリーン右へ10号ソロ。さらに3点リードで迎えた七回には、無死一塁でダメ押しの右越え2ランを放った。いずれも打った瞬間に分かる、千葉の浜風を切り裂くような当たり。「2本とも詰まったが、振り抜いたら風に乗った」と振り返った。
2012年9月1日・楽天戦以来の1試合2発。5月24日の広島戦で4号を放ってから1カ月で8本を量産した。「今まで日替わりで打撃の感覚が変わっていたが、今は練習からずっとバットが振れている」と好調を維持している。
この日はオールスターファン投票結果が発表され、チームメートの野手では糸井、ぺーニャが選出された。自身も「選ばれればうれしい」と、監督選抜か選手間投票での3年ぶり球宴出場へ意欲をみせる。
森脇監督は「少し期間が開いた試合だが、みんないい準備をした。ナイスゲーム」と締めた。2位ソフトバンクが敗れ、再び1・5差で貯金17。がっちり首位を固めた。