竜の山井 甲子園初星で今季無傷7勝
「阪神1‐2中日」(28日、甲子園)
メモリアルデーに快投だ。中日の山井が今季最長の8回を投げて、6安打1失点。2010年に並ぶ自己最多タイの7勝目をマークした。「粘り強く投げられました。持ち味は出せたと思う」。これで「負けない男」は開幕から無傷の7連勝だ。
ちょうど1年前、DeNA戦(横浜)でノーヒットノーランを達成した。翌朝は1面のスポーツ新聞を全紙購入し、スクラップブックに保存してある。ただ、山井自身は「もう過去のことですから」と思い出すこともない。
大阪府豊中市で育ち、小さいころから阪神ファン。大学時代は甲子園の外野スタンドで応援ボードを手に声をからしたほどだ。プロ13年目にして甲子園初勝利。報道陣から伝えられると「そういえば甲子園では勝ってないかも。うん、勝ってないですね」と笑みを浮かべた。