星野監督球宴辞退 佐藤監督代行が指揮
胸椎黄色じん帯骨化症などで休養中の楽天・星野仙一監督(67)が、オールスター戦のパ・リーグ監督を辞退することが6月30日、決まった。都内で開かれた12球団実行委員会で了承された。代わって楽天の佐藤義則監督代行(59)が指揮を執り、星野監督は総監督的な立場でバックアップする。
球宴での監督の出場辞退は、1978年にパの上田利治監督(阪急)が病気を理由に取りやめて以来2人目。星野監督は現在、仙台でリハビリ中で、球宴出場に意欲を見せていたが、楽天の安部井チーム統括本部長は「さすがに間に合わない状況」と説明した。
それでも安部井本部長は「(星野監督は)何とかパが勝つようにサポートすると言っていました」と明かした。3日に発表される監督推薦選手の選考は佐藤監督代行とともに行うという。楽天の井上オーナー代行は「体調次第ではあるけど、頭の方(試合前のセレモニー)だけ出てもらうとか、それができなければビデオでメッセージを入れていただく。球宴を盛り上げてもらいたい」と話した。