大谷、先輩に投げ勝つも…8勝目スルリ
「西武6-5日本ハム」(2日、西武ド)
先輩、菊池と2度目の先発対決で日本ハム・大谷が互角以上の投手戦を演じた。しかし、3点リードの九回にリリーフ陣がひっくり返された。痛すぎる逆転サヨナラ負けを喫した。
7回2失点、自責1。最速158キロの直球に鋭い変化球で自己最多12奪三振をマークしながらも8勝目はスルリと逃げた。試合後は険しい表情を浮かべ「ボールがよくなかったです。先発対決?特にないです」と言葉少なに球場を後にした。
初めての西武ドームのマウンドも立ち上がりから安定した投球を続けた。四回には中村、メヒア、木村を3者連続で空振り三振に仕留め、敵地のスタンドをざわつかせた。
六回で菊池はマウンドを降りたが大谷は七回も上がった。2死一、二塁のピンチでは、最後の力を振り絞り渡辺をこん身の156キロで空振り三振。初めてガッツポーズを繰り返した。
7月5日に誕生日を迎える。10代最後の登板。好投は報われなかったが、この悔しさは次のマウンドで晴らす。