オリ・ペーニャ、金子と約束18号!
「オリックス7-4楽天」(3日、京セラ)
エースが失点するたび、頼れる打線がその倍以上を取り返した。象徴が18号2ランを含む2安打3打点のオリックス5番・ぺーニャだ。
初回に1点を先制されたが、その裏に一気に逆転した。1死三塁で3番・ヘルマンが同点打を放つと、なお1死二、三塁でペーニャが左犠飛。6番・T‐岡田も中前適時打を放ち、この回3点を奪って逆転した。
1点差に迫られた五回にも、一挙4点を奪って突き放した。ヘルマン、糸井の連続適時二塁打の後、ぺーニャがバックスクリーン左の5階席壁面に直撃する2ランを放った。
「試合前、ロッカールームで金子に『勝ってね』と声をかけたら『ホームラン打って』と言われたんだ」と、エースとの約束の一発だった。「お互い、言った通りの結果を出せてよかったよ」。本塁打を打てば13連勝の“不敗神話”を背負った大砲が期待通りの活躍をみせた。
金子も「本塁打の時はたまたまロッカーにいた。映像で見たが、すごい当たりでした」と感激していた。
頼みのクリーンアップが7点のうち6点を挙げる爆発。シーズン半分の72試合を消化して貯金18。首位で通過するのは2000年以来だ。森脇監督は「いよいよここからという感じ。半分過ぎたら、あとはすぐだよ」と一層、表情を引き締めた。