楽天、自力V消滅 デーブ新打線不発
「オリックス7-4楽天」(3日、京セラ)
大幅な打線組み替えも実らず、楽天・大久保監督代行は就任2戦目で初黒星を喫した。オリックス戦は1勝10敗となり、昨年日本一のチームは、自力優勝の可能性が早くも消滅した。
1番・藤田、2番・嶋というオーダーで勝利した2日。その時も大幅に組み替えたが、この日も動いた。1番・松井稼、2番・森山、そして主砲のジョーンズを入団2年目で初めて外野手で起用する布陣で臨んだ。
大久保監督代行は、相手エース・金子を攻略するため、このオーダーを組んだ。松井稼は期待に応え2安打2四球で4度出塁したが、投手陣が相手打線の爆発力に屈した。
だが大久保監督代行は前向きだった。「選手は最高の試合をした。金子から9安打して2点しか取れないのは、オレが悪い」。自力優勝消滅にも「オレから言わせればどうでもいい話。それにとらわれることはない。一日一日、人生最後のつもりでやっていく」と明るくバスに乗り込んだ。