オリックス首位陥落…延長12回力尽く
「西武2‐1オリックス」(11日、西武ド)
オリックスはルーキーの粘り強いピッチングに打線が応えられず、またもや首位の座をソフトバンクに奪われた。森脇監督は「人間もチームも完璧なものではないよ」と淡々と語った。
5月4日以来の1軍登板となったドラフト1位・吉田(JR東日本)は三回に炭谷にプロ初被弾を喫したが、6回2安打1失点とこれまでで一番の内容。栗山、中村、メヒアのクリーンアップを無安打に抑えた。
しかし、許した2本のうち1本は本塁打。自身に勝敗はつかなかったが、「やはり三回の本塁打です。失投でしたし、次の登板に生かさなければいけない」と反省の言葉が口をついた。
九回、先頭のぺーニャが右翼ポール際へ21号ソロ。今季3度目の2試合連発で、試合を振り出しに戻した。その後は延長十一、十二回と得点圏に走者を進めながらもあと1本が出ず、ホームは遠いまま。馬原が延長十二回、無死満塁で脇谷にサヨナラ打を浴び、力尽きた。