西武球団最多タイ!月間4度目サヨナラ
「西武6‐5オリックス」(13日、西武ド)
意外性の男が勝負を決めた。5‐5の九回2死三塁。西武・炭谷が、佐藤達の直球を右前に運んだ。プロ9年目で初めてのサヨナラ打。「最高です。思い切りいこうと思った」。球団最多タイとなる月間4度目のサヨナラ勝ちに導き、ヘルメットを放り投げて喜びを爆発させた。
田辺監督代行は3日連続の延長戦を覚悟していた。「銀ちゃん(炭谷)には失礼だけど、次の回のことを考えていたよ」。打率1割台で、この日も前の打席まで無安打。それでも代打を送らなかったのは「守りでしっかり貢献してくれている」と評価しているから。指揮官の信頼に、バットで応えた。
チームは7月の7勝のうち4勝がサヨナラ勝ち。3カード連続勝ち越しで、再び4位に浮上した。