ペーニャ、オリャ~藤浪撃ち特大弾!
「オールスター・第2戦、全セ6-12全パ」(19日、甲子園)
20歳の豪腕対決に沸く球場を、全パのオリックス・ペーニャがひと振りで自分のワールドに変えてみせた。
初回2死一、二塁。藤浪の初球153キロ、高めの直球を捉えた。打球は一直線に左翼席上段へ。「藤浪は真っすぐがいい投手なので、真っすぐに狙いを定めて初球から捉えられた」。ソフトバンク時代の2012年に続く2度目の球宴で初本塁打。リーグ首位を独走する21本塁打の実力をみせつけた。
表彰式で「福岡ソフトバンク‐」と紹介ミスされるアクシデントもあり、いろんな意味で見せ場をつくった。「楽しめたよ。オールスターは、僕らもファンも楽しむためのもの」と話す通り、期待に応えた。
持病の腰痛のため試合前のホームランダービーを辞退したが、鮮烈な一打で健在を示した。「腰の状態は大丈夫。悪化しないよう大事をとった」と説明した。この活躍は、後半戦の大きな弾みになることだろう。