ＤｅＮＡの中畑清監督（６０）が１９日、熱いゲキで後半戦開幕ダッシュを命じた。神奈川県横須賀市のベイスターズ総合練習場で練習を再開。冒頭に１軍選手全員を集めて約２分間の演説を始めた。

　「（後半戦最初の）６試合はシーズンが決まるくらい重要なゲームになる。しっかり準備してほしい」

　２１日から４位中日と３連戦（横浜）。２５日からは６位ヤクルトと３連戦（神宮）。「当面の身近な敵。ここで勢いをつくらないと、浮上のきっかけはつくれない。勝ちゲームをつくろう、いいゲームじゃダメなんだ」と語気を強めた。

　４月こそ７勝１８敗と大きく負け越したが、５月、交流戦は勝ち越した。７月もここまで６勝５敗と勝ちが先行している。チーム状態は決して悪くない。「この６試合、最低でもカード勝ち越ししないといけない」と報道陣に対して、悪くても４勝２敗という具体的な数字を掲げた。

　長い演説で、自らに、選手に言い聞かせるように言った。「盛り返して今のポジション（５位）にいる。でもこのポジションじゃどうにもならない。目標を再確認して再スタートしよう」

　あらためて、ＣＳ進出という目標を、全員に植え付けた指揮官。後半戦開幕ダッシュを決めて、借金９からの逆襲を図る。