智弁学園・岡本満弾!ドラフトの目玉や

 「高校野球・奈良大会2回戦、智弁学園8-1平城」(19日、佐藤薬品)

 プロ注目のスラッガー、智弁学園の岡本和真内野手(3年)が、奈良大会初戦の平城戦の七回、無死満塁から右翼席へ高校通算71本目となる本塁打を放った。チームもコールド勝ちで、怪物の夏が豪快に幕を開けた。

 もはや“名刺”は必要ない。「大学、社会人を合わせてもナンバーワン」(中日・米村スカウト)のスラッガー、岡本は死球と内野ゴロ2つで迎えた七回の第4打席。1点勝ち越してなお無死満塁の場面で、魅せた。

 3ボール1ストライクから、外角高め、見逃せばボールの直球に「勝手に体が反応した」とヘッドをぶつけると、高く舞い上がった打球はどんどん飛距離を伸ばし、ついには右翼フェンスを越えていった。

 桁外れのパワーを見せつけた高校通算71本目。この一発で相手の戦意を奪い、この回さらに2点を追加してのコールド勝ちを呼び込んだ。

 この日は5球団のスカウトが集結。阪神・畑山スカウトは「さすが、千両役者。ああいう場面で打つ力を持ってるんだから」と褒め上げた。

 岡本は昨年夏の奈良大会でも初戦(奈良北戦)で場外本塁打に続き、満塁弾も記録している。6月中旬に腰痛を発症したが、今は「気にならないところまで治ってます」と言う。

 何より「最後の大会。どんな形でもいいから、優勝する」と、フォアザチームを貫く。2日前から「野菜も取れるし、肉も胃もたれしない」と鍋料理をお母さんに注文。整腸剤も常備と、体調はバッチリ。あとは甲子園まで、打ちまくるのみだ。

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