闘将お帰り!楽天・星野監督チーム合流
楽天・星野仙一監督(67)が24日、コボスタ宮城で行われたチーム練習に合流した。腰痛などを発症し5月26日から休養していた星野監督にとって、約2カ月ぶりのチームに復帰。25日の日本ハム戦(コボスタ宮城)で、指揮を執る。
闘将が帰ってきた。2カ月ぶりの背番号「77」。つえなど必要なく、しっかりとした足取りでグラウンドへ姿を現すと、外野で選手たちのアップを見守った。その後、約100人もの報道陣の前で、休養中は姿を現さなかったことをサッカーW杯を引き合いに出し「ブラジルは遠かった…。日本が負けた後も見てました」と、冗談を言って爆笑を誘った。
「胸椎黄色じん帯骨化症」「腰椎椎間板ヘルニア」で、手術を受け、リハビリ生活で体重は7キロ落ちた。頬は少しほっそりした感じはあるが「今までがオーバーウエートだったからちょうどいい」と笑い飛ばした。食事制限などもなし。前夜は行きつけの「鮨 仙一」で、すしをおなかいっぱい食べたという。
あらためて復帰について問われると「プレッシャーだよ。日本シリーズのような心境」と苦笑い。離脱中に、チームも最下位に落ちた。「相当頑張らなくてはいけない。でも選手は目の前のプレーをしっかりやればいい」と苦境を受け止めた。
練習のミーティングでナインへ語った。「みんなの試合は7~8割見ていたが、いいものも悪いものもあった…いや、悪いのばっかりだったな。今までのことは忘れてとはいかないが、俺はまだまだ巻き返せると思ってるから、頑張っていこう」。星野楽天が、どん底から再スタートを切る。